「なあ聞いたか、あの噂」
「ああ、なんでも一度も負けたことがないんだとかいう、アレか」
「それが、実在するんだよ」
「まあこんな研究所だし、変な噂はいくらでもあるだろう、疲れてんだよ寝ろ」
「ホントに実在するんだよ、俺見たんだ」
「なんなんだ、徹夜のしすぎじゃないのか?」
「いや確かに千徹目だけどよいたんだよ、噂の一騎当千のチェスマシーンが”」